デジタルノマドって、実際どんな風に一日を過ごしているの? そんな疑問に応えるべく、今回はフィリピンの人気ノマド拠点、シャルガオ島でのリアルな1日をご紹介します。
日本との時差はわずか1時間。日本時間の10時から18時に合わせて仕事をすることで、日本のクライアントとの連携もスムーズです。観光と仕事のバランスを取りながら、どんなふうに時間を使っているのか、ぜひ覗いてみてください。
ノマドワーカーの1日 in シャルガオ島(実際の場所付き)
7:00 起床&朝のスイム 朝は早めに起きて、宿のプールで軽く泳ぎリフレッシュ。宿泊はクラウド9からも近い「Rucksack Inn Siargao」。ドミトリーが充実していますが、私は快適な個室に滞在。Wi-FiはStarlinkを導入しているので高速ですが、時折不安定になることも。その際はスマホでテザリングして対応します。
8:00 朝食&メールチェック 朝食はRucksack Inn併設のカフェで。リゾート気分を味わいつつ、メールチェックやチャット返信をこなします。日本の朝10時(現地時間9時)から業務が始まるため、この時間に一通り確認しておくのが日課です。
9:00 コワーキングスペースへ移動 コワーキングは「ALTERSPACE Siargao」を利用。こじんまりとした空間で、エアコン完備・高速Wi-Fi・快適なチェアなど、ノマドに必要な設備が整っています。こじんまりとした空間で、オーナーもフレンドリー。エアコンと高速Wi-Fiが整っており、集中できる環境です。Rucksack Innからはバイクで5分ほど。バイクは1日約300ペソでレンタルでき、島内の移動にとても便利です。
クライアントが日本にいるため、日本の営業時間に合わせて稼働。ウェブやSNS用のコンテンツ制作を中心に、途中でクライアントとのビデオ会議も挟みながら業務を進めます。コワーキングスペースのWi-Fiも安定しており、集中できる環境です。
12:30 ランチ&交流タイム お昼はALTERSPACEの近くにあるラーメン屋「Hakata Siargao」へ。暑いシャルガオでも、ときどき日本のラーメンが恋しくなります。海外によくある“なんちゃってラーメン”ではなく、ここは本格的でとても美味しい一杯が味わえます。コワーキングスペースで知り合った他のノマド仲間と一緒にランチを楽しむこともあります。
14:00 午後の作業再開 午後は少し集中力が落ちがちなので、軽くストレッチしたり、コーヒーブレイクを挟んだりしながら工夫して乗り切ります。日本の夕方に向けてラストスパートをかける時間帯でもあります。
17:00 仕事終了&サーフィンへ 仕事が終わったら、クラウド9のビーチへ直行!サーフボードはその場でレンタルでき、地元の若いインストラクターによる個人レッスンも受けられます。波に乗って体を動かすことで、心身ともにリフレッシュできる最高の時間。これがシャルガオライフの醍醐味です。
18:30 シャワー&軽食、リラックスタイム 宿に戻ってシャワーを浴び、併設カフェで軽食をとりながらゆったりと過ごします。時には部屋でのんびりストレッチをしたり、読書をして過ごしたり。カフェで色々な国から来たトラベラーやノマド達と夜まで話し込む事も多いです。
20:30 Sibol Siargaoでビール&ライブミュージック 夜は「Sibol Siargao」へ立ち寄って、ビールを楽しみながらライブミュージックを堪能。地元のミュージシャンが奏でる音楽と、旅人たちとのゆるやかな交流が心地よい空間をつくっています。
孤独にならない、ノマドライフのつながり術
ノマドライフの大きな魅力は自由。しかし一方で、孤独を感じやすいのも事実です。そんなときは、積極的にコミュニティに参加していくのがおすすめです。
- MeetUp:現地で開催されるイベントをチェック。ヨガ、言語交換、起業系のミートアップなど、多彩なイベントがあります。興味のあるミートアップに参加してみよう。
- Facebookグループ:都市や島ごとに「Digital Nomads in Bali」「Chiang Mai Digital Nomads」などのグループがあり、情報収集や交流の場として活用されています。「今日来たばっかりなんだけど、誰か遊ぼうよ!」といった書き込みもたまにあります。
- デジタルノマド向けイベント:たとえば「Nomad Summit」や「Bansko Nomad Fest」など、世界中のノマドが集まるカンファレンスも開催されています。イベントに合わせて目的地を決めるのも良いですね。世界中のノマド友達が一気に増えます。
- デートアプリ:TinderやBumbleなどを使って、現地の人や他の旅人と出会うノマドも。無理のない範囲で交流を広げるのもひとつの方法です。
- コワーキングスペース&コリビング滞在:宿にこもらず、意識的に人がいる場所に出かけることも大事。コリビングでは一緒に生活・仕事することで自然に会話が生まれます。
時差との付き合い方も重要
クライアントが異なるタイムゾーンにいる場合、ノマドにとって「時差マネジメント」も非常に重要なスキルのひとつになります。今回のシャルガオでは日本との時差が1時間なので調整しやすいですが、ヨーロッパやアメリカの場合、早朝・深夜の対応が必要になることもあります。
そんな時は:
- 24時間利用可能なコワーキングスペースを選ぶ
- 時差を考慮したスケジュール管理(朝型・夜型のどちらが向いているかを把握)
- 週単位でタスクを前倒しするなどの調整術
こうした工夫で、生産性を保ちながら無理のない働き方を続けることができます。
おわりに
自由な働き方の裏には、自分で環境を整える力が求められます。旅先でもしっかり稼ぎ、そしてしっかり楽しむ。そのためには、ちょっとした工夫や、他者とのつながりが大きな支えになります。
この記事を読んで、「こんな生活してみたい!」と感じた方は、まずは短期滞在からでもOK。自分なりのノマドスタイルを探してみてください。